
1.はじめに
本地域貢献活動は、沖縄農業土木事業協会の平成29年度事業計画「2.農業土木事業の拡大、施策の推進のため関係団体との連携を強化し、関係団体の行う活動に積極的に協力する。(「農・地・水環境の保全活動」、「防風林の日」、「土壌保全の日」等の活動への参加)」に沿って実施したもので、「多面的機能支払交付金事業」を元に組織された「糸満市地域農地・水・環境保全管理協定運営委員会」が開催されます、「平成29年度 名城地域共同活動」に、沖縄農業土木事業協会の地域貢献活動の一環として参加したものです。
地域農家や、近隣自治会、土地改良区・連合会、糸満市等と共に糸満市名城地域の幹線排水路法面や農道の草刈・伐採・清掃作業を行いました。。
2. 活動内容
2.1 目的
本活動の目的は、
一、本会が掲げる「農・地・水環境の保全活動への参加」を契機に、地域のみでは実施が難しい農道や水利施設近縁の清掃・除草作業等の保全活動に、ボランティアとして参加することで、地域に貢献する。
二、公共事業整備を担当する企業・技術者として、自発的に地域農家との交流を図るとともに、清掃活動を通じて地域の様子や、営農者、関連団体の意見・要望を見聞し、農業農村整備の技術力と適用性の向上を図る。
2.2 活動主催者及び日時と場所
【主 催】 糸満市地域農地・水・環境保全管理協定運営委員会
【日 時】 平成29年10月15日(日) 8:30~11:30
【活動場所】 名城土地改良区 農道・幹線排水路沿い

【スケジュール】
8:30 受付、班長ミーティング・車両班ミーティング(集合場所)
8:45 開会式
9:00 作業開始
10:00 休憩(全体)
10:15 作業再開
11:00 作業終了、集合場所へ移動
11:10 集合写真撮影、閉会式
11:30 弁当提供、参加者交流
12:00 解散
2.3 実施内容
幹線排水路沿いの法面・農道での草刈り・ゴミ拾い・掃き掃除。
刈り草や伐採した雑木の集積と積込、運搬。 ギンネム切り口へ除草剤注入。
2.4 参加者及び参加人数
今回の活動には、各団体より105名、当協会から40名(16会員)の総数145名が参加しました。
団体名 | 参加人数 | ||
---|---|---|---|
① | 名城自治会 | 30 | 名 |
② | 糸洲自治会 | 8 | 名 |
③ | 福地自治会 | 7 | 名 |
④ | 喜屋武自治会 | 17 | 名 |
⑤ | 古波蔵自治会 | 2 | 名 |
⑥ | その他 | 9 | 名 |
⑦ | 沖縄県土地改良事業団体連合会 | 9 | 名 |
⑧ | 沖縄本島南部土地改良区 | 4 | 名 |
⑨ | 糸満市農村整備課 | 7 | 名 |
⑩ | 糸満市土地改良区合同事務所 | 12 | 名 |
⑪ | 沖縄農業土木事業協会 | 40 | 名 |
合計 | 145 | 名 |
2.5 組織図

3.作業概要
今回の地域貢献活動は、糸満市名城地域です。初めての場所です。
事前打ち合わせは、複数回行われています。本協会は第3回打ち合わせ(9月14日)から、最終の第4回打ち合わせ(10月5日)の参加で、過不足ない内容でした。参加予定団体が11団体と多く、運営委員会の苦労がしのばれます。
当日は、「地域の財産は地域で守る」をスローガンに多数の参加者 (総勢145名) が集まりました。作業内容は、糸満市古波蔵から名城に流れる幹線排水路沿いの除草清掃作業です。
打ち合わせ通り、作業4班+総務班・車両班・救護班の7班体制で作業に当たりました。
農道は草に覆われて幅が狭くなっており、場所によっては道幅4割ほども草に覆われるほどです。見通しも悪くなっており。車両のすれ違いに支障がある箇所が多々ありました。
天候は雲の多い晴天といった様子で暑くはあっても、夏の盛りほどではありません。作業もはかどりました。予定通り休憩も取り、事故もなく、ほぼ順調な活動であったと感じました。
農道はすっきりと見通しよく、隠れていたガードレールも露わになり、安全な車両の通過が可能となりました。



4.おわりに
沖縄農業土木事業協会が参加する地域貢献活動も、今回で7年11度目の参加となります。
こうして継続して参加することができましたのも、協会員のご賛同あってのことと、喜ばしく感じています。今後も継続的に参加していきたく、引き続き協会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。
最後に、今回の活動に尽力されました各団体、各位に心より感謝申し上げます。