集合写真
集合写真

1.はじめに

本地域貢献活動は、沖縄農業土木事業協会の平成28年度事業計画に沿って実施したもので、「多面的機能支払交付金事業」を元に組織された「糸満市地域農地・水・環境保全組織」が開催いたします、「平成28年度 真栄平地域共同活動」に、沖縄農業土木事業協会の地域貢献活動の一環として参加したものです。

地域農家や、近隣自治会、子供会、糸満市、県、土地改良区等と共に糸満市真栄平地区の幹線排水路法面や農道の草刈・伐採・清掃作業を行いました。

2. 活動内容

2.1 目的

本活動の目的は、
一、本会が掲げる「農・地・水環境の保全活動への参加」を契機に、地域のみでは実施が難しい農道や水利施設近縁の清掃・除草作業等の保全活動に、ボランティアとして参加することで、地域に貢献する。
二、公共事業整備を担当する企業・技術者として、自発的に地域農家との交流を図るとともに、清掃活動を通じて地域の様子や、営農者、関連団体の意見・要望を見聞し、農業農村整備の技術力と適用性の向上を図る。

2.2 活動主催者及び日時と場所

【主  催】 糸満市地域農地・水・環境保全組織

【日  時】 平成28年11月13日(日) 8:00~11:30

【活動場所】 糸満市真栄平地区の幹線排水路沿い、農道、他

作業場所
作業場所 (国土地理院地図より作成)

【スケジュール】

 8:00 班長ミーティング
 8:10 受付(広場)
 8:20 開会式(挨拶:真栄平区長、事業協会会長)
 8:30 作業開始
 9:30 休憩(全体)
 9:45 作業再開
10:30 作業終了→集合場所(広場)へ移動
10:40 集合写真の撮影
10:50 閉会(挨拶:農地・水会長)
11:00 炊出し(カレー)の提供・参加者間交流

2.3 実施内容

幹線排水路沿いの法面・農道での草刈り・ゴミ拾い・掃き掃除。
刈り草や伐採した雑木の集積と積込、運搬。

2.4 参加者及び参加人数

今回の活動には、各団体より101名、当協会から31名(計16社)の総数132名が参加しました。

団体名参加人数
真栄平自治会47
真栄平子供会13
真栄平西土地改良区2
沖縄県土地改良区事業団体連合会12
沖縄本島南部土地改良区5
沖縄県南部農林土木事務所3
糸満市農村整備課8
糸満市土地改良区合同事務所11
沖縄農業土木事業協会31
合計132

2.5 組織図

3.作業概要

今回の地域貢献活動は、H27年12月に行いました同地域を今年度も除草清掃いたします。

参加団体9団体132名の参加となりました。当協会の参加者数は16社32名の参加がありました。

「多面的機能支払交付金事業」により組織された、「糸満市地域農地・水・環境保全管理協定運営委員会」が主催で、沖縄農業土木事業協会も事前打合せや炊出し準備より参加してまいりました。

作業場所は糸満市真栄平地区の幹線排水路法面と農道等で、今回からはキナガーが新たに単独で班割り当て(C班)されています。キナガーは古くは真栄平地区の重要な水源だったようで、平成24年に地域住民やボランティアにより整備がなされておりましたが、現在は雑草が生い茂り、湧水がここにあるとは、見て分からない状況となっていました。

作業に当たっては、6班に分かれての計画がなされ、班長の指示の下、作業が行われました。今年で5回目となります当地域での作業は順調であったと感じております。

ただ、E班においてハブが出るというハプニングがありました。水路沿いの草刈りをしていた際、草刈り機を当てたようで、ぐったりとしており、幸いにも実害はなかったのですが、水路には人が手作業で入っていたこともあり、運が良かったことだと感じ、単に注意喚起する以上の良案はないものかと悩むものです。

作業後は集合場所での集合写真撮影の後、閉会式が行われ、玉城信栄氏会長より「地域農地・水・環境保全」の重要性を説かれておいででした。

閉会式の後は、参加者間交流を願い、炊き出しのカレーライスを皆で一緒においしく頂きました。糸満市土地改良区や真栄平子供会、事業協会事務局が前日から準備していたもので、野菜から出る水でじっくりと煮込んだおいしいカレーです。(炊き出し準備も参加者間交流の一環となりました。)

4.おわりに

沖縄農業土木事業協会が参加する地域貢献活動も、今回で6年9度目の参加となります。

こうして継続して参加することができましたのも、協会員のご賛同あってのことと、喜ばしく感じています。今後も継続的に参加していきたく、引き続き協会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。

最後に、今回の活動に尽力されました各団体、各位に心より感謝申し上げます。